このブログを始めるにあたり、
学生ビザを3回も却下された事のある、
私の自己紹介をしようと思います。
[column32]
私が初めてカナダに来たのは、
29歳の時のバンクーバー語学留学です。
小さい頃から、いつかは海外にと思っていました。
しかし、腰の重たかった私は、30歳までに留学しようと考えていたものの、氷河期世代だからなのか、自分に何も無いまま、大学卒業後すぐに留学、ということは考えられなかったんです。
[/column32]
[column3 last=yes]
[/column3]
かといって、その時のスキルが今、役に立ってるかというと
そんなに役に立ってはいないので、卒業後すぐ留学に出ても良かったのかなとも思いますが。
バンクーバーの学生は若い人が多いので、当時の留学生の中で、私は年上の方でした。
故に、卒業ホヤホヤの子とお友達になって、日本語話して、
楽しいバンクーバー生活を送るわけにはいかないと、
あえて日本語を話さない人たちと友達になるように心がけていました。
[column3]
[/column3]
[column32 last=yes]
しかしある時、ちょっとした事故で歩けなくなり、
専門コースに入る前に、日本に一時帰国をすることになりました。
日本で手術、入院、自宅療養を終え、
再度学生ビザを申請したのですが、3度却下されました。
[/column32]
これはもう、カナダに私の縁は無いということなんだなぁと気持ちを入れ替え、
しかし、そのまま日本にいたら、多分腰が重たくなってしまって、一生動かないだろうと思った私は、
語学留学で知り合ったメキシコ人を頼りに、メキシコへ行きました。
まだ英語だって覚えたてで混乱状態の中、スペイン語学校へ行き始めて、
さらに混乱しました。
そして、メキシコの日系自動車関連の通訳として働いている時に、
メキシコ人と知り合い結婚。
毎日のように
友達の家に泥棒が入ったとか、
近所の子供がさらわれたとか、
絶えないバイオレンスや抗争のニュースを見たりとか、
政府関連の事務処理の曖昧さ、
ライフライン(水道、ガス、電気、インターネット)の何かがいつもどこかで滞ったり、
毎日、毎日、自分に降りかかる問題に、
[column32]
「自分の人生の限られた時間を、
毎日こういう問題に費やしていていいのかな?」
[/column32]
[column3 last=yes]
[/column3]
と、考えるようになりました。
そして、メキシコで子供は産めない…。どうしよう。。。
既に36歳でしたが、再度カナダに渡ることを考えました。
なぜカナダだったのか…
それは、
さらに新しい土地に行く勇気が無かった。
世界共通言語である英語圏が良かった。
メキシコよりは安全だと思った。
アメリカ移民は難しいだろうと思った。
日本とメキシコに近い国が良かった。
この理由から、カナダを考えました。
しかし、私には3回もビザ却下履歴がある…。
まずは、なぜ却下されたのかその理由を知る為に弁護士を雇いました。
そして、移民するにはどの州がいいのかを調査し、そのマイナス事項を考慮しながら、
37歳の時にカナダ入国を果たすことが出来、移民権も1年5か月で取得することが出来ました。
**
今思えば、比較的早く移民権を取得できた方だと思いますが、沢山の苦労がありました。
なぜなら、日本人経営の留学移民エージェントというのは、日本人にしか対応してくれなく、
[column32]
「それは、対応いたしかねます。」と断られたり、
あるエージェントからは、メール誤送信だったようですが、
「面倒くさい人から連絡が来てしまいました。」というメールが届いたり、
「メキシコのエージェントを紹介しますね。」と言われて、
バンクーバーの日本人なら誰もが知るエージェントからの紹介だったので
100%信用してお金払ったら、騙されたり、
[/column32]
[column3 last=yes]
[/column3]
結局、
日本人のエージェントは日本人同士のカップル、
若しくは日本人xカナダ人のカップルしか対応してくれない。
ということがわかり、
全て自分でやろうと決心しました。
それなのに。
ウィニペグに到着して、
精神的にあまりに辛くて、
お金で解決するならと、
スペイン語を話す、チリ人の弁護士にお願いしたら、
情報が間違っていた上に、仕事をしてもらえず、
5000ドルを払ってでも、支払っていた3000ドルを返金してもらうぞと、裁判まで起こす準備をしましたが、
裁判所ヒアリングの時点(無料)で、裁判所から最低でも12,000ドルは必要と、明細を突き付けられて途方に暮れ、
「知らないということは、怖いことだ。」
ということを、学びました。
知らないより、知ってた方がいい。
けれども、誰も全てを知ることなんて出来ません。
だからエージェントというサービスが存在するのですが、
それでも、より少しでも知ってる方が、数あるオプションを選びやすくなると思うんです。
知らない土地でイチから生きていく為に、情報をかき集めることは、
歩く道を間違えないようにする為であり、
自分の身を守る為でもあります。
このサイトを通して、皆さんと情報共有しながら、
私自身も学んで行ければと思います。