最近、すごく「50代配偶者ナシの方」からの移住に関するお問い合わせが増えています。
日本の年金問題や、老後のことを考えると、ケアが良さそうな他の国への移住を考えるのは自然なことですよね。
50代でもカナダ移住にトライ出来ますか?
頑張れるなら出来ます!
ここでは、50代の方がカナダに移民する場合に考えられる方法をお話していきます。
Contents
50代が選択できる、移民する方法
まずは、こちらのブログを読んでみてください。
この中で、あなたが目指せそうなものはありましたか?
きっと、このページに戻ってこられた方は、見つからなかった方が大半かと思います。
プログラムによって、年齢の点数が大きく響くものが多く、年齢をカバーできる移民プログラムを選ばないといけないわけです。
それは、あなたが学校に行って、学校を卒業した後就労ビザを取得(ポスグラビザ)して、働いた後、移民申請するという方法です。
多くの移民エージェントがこの方法を勧めるのは、理由があります。
それなりの大金を支払わなければならない、「学費」がかかってしまいますが、確実性が高いんです。
学校を1年か、2年、もしくは4年のコースを卒業しているため、その後の就職も少しだけ有利です。
また、学校を卒業しているということは、それなりに英語がわかるということ。
つまり学校を卒業したんだ~ということは、以下の2つが証明されるわけです。
- カナダのディプロマを持っている。
- 英語力が最低CLB6以上である
そういうステップを踏んで、その後の挫折を少なくするためにも、この方法を紹介する場合が多いのです。
家族のビザはどうなるのか?
配偶者:
配偶者は、ワークビザを取得することができます。もし、あなたが学校に行けば、その相方は就労ビザ、相方が学校に行けば、あなたが就労ビザを取得でき、働くことができます。半年、もしくは1年就労したあと、移民申請することができます。
離婚している、または未亡人など、配偶者がいない場合:
ご本人が一人でそのステップを踏むことになります。
- 1年コースを卒業すると、ワークパーミット1年
- 2年コースを卒業するとワークパーミット3年
を取得することができます。
配偶者のいる人よりは、長いステップになりますが、それでも確実に点数加算に向けて、前に進むことができます。
子供たち:
学生ビザを申請することになり、18歳以下の子供は、無料で学校に通ううことが出来ます。
その他のメリット
通常、18歳以下の子供がいると、前年度の収入によって計算される、子ども手当というものをカナダ政府からもらうことが出来ます。これは移民権を取得していなくても、親が学生ビザ、または就労ビザで18ヶ月以上カナダに滞在している場合は、もらうことが出来ます。
50代だと無理だろうと思う移民プログラム
ずばり、「エキスプレスエントリー」は無理かなと思います。
45歳以上でエキスプレスで移民権取得した人を見たことがないですし、点数を稼ぐのが大変かと思います。審査は公平でないことも多いので、やはり急がば回れ、学校に行くことが一番の近道だと思います。
50代で移民した人の例
私は、50代で移民した人に、私がウィニペグに到着した当初に会っていました。それは、私を騙した移民弁護士です。
この人、ウィニペグで移民弁護士として働いている現在すでに70代のおじいちゃんなのですが、まだまだ現役です。
51歳で英語もわからず、チリからカナダにやってきて、1年間英語学校に行き、4年間弁護士の学校に行ったそうです。
そして、カナダの弁護士資格を取得し、現在まで弁護士として働いています。
騙したことは良くないことですが、この努力はすごいなと思います。
いつも50代の方から相談されると、この弁護士の話をします。そして、皆さん元気を出されます。
まとめ
年齢は、どうしようも変えられない現実ですが、カナダでは年齢を日本のように気にしなくても、楽しい生活が送ることが出来ます。これがカナダに移民する、最大のメリットかなと思います。
また、日本での老後を考えると不安な方は、カナダで老後を過ごす為に50代になって初めて移住を考える方も多いのかと思います。50代に頑張って移民権を取得して、年金を得る資格を得たら、アメリカ大陸上の物価の安い国(メキシコやキューバなど)に寒いときだけ一時避難ということも考えられます。すると、日本では味わえなかった体験も出来るし、夢も広がりますね。