カナダ留学に、1枚くらいは持って行った方がいいのかなと思ってますが、どれがいいのかわかりません。
カナダはカード社会です。
最近は携帯で支払いが出来たりもしますが、元はと言えば全てクレジットカードですよね。
日本を出て14年の私が、
- 日本から、カナダ留学する時に持っていた、クレジットカード
- カナダから、解約したクレジットカード
- カナダから、契約したクレジットカード
について、書いていきます。
Contents
カナダはカード社会
カナダで現金を使うことは本当に稀です。スーパーでの買い物、レストランでの支払いは、必ず、以下のように聞かれます。
Which one do you wanna use?(どっち使う?)
※デビットカードが、クレジットカード、どっちで支払うのかを聞いてます。
How would you like to pay?(どうやって支払う?)
※これは現金も一応含まれていて、デビッドカード、クレジットカード、現金のうちどれで払う?と聞いています。
いくつかのレストランで働いていたことがあるのですが、どこでもだいたい変わらなくて、以下のような比率です。
- 現金を使う人は、全体の10%くらい
- デビッドカードの人は、全体の40%くらい
- クレジットカードの人は、全体の50%くらい
そう、意外とデビッドカードを使う人も多いんです。これがホテルになると、やはり少々クレジットカード率が上がります。
また、場所により、現金は使えませんというところも沢山あります。逆に、現金しか使えませんというところもありますが、例えば何かのイベントで、小口現金箱みたいなので支払いをコントロールしていたりする場合は、現金のみの扱いが多いです。
何かのイベントに行く時は、現金を用意した方がいいです。
それ以外は、基本、クレジットカードか、デビットカードなので、2-3枚は持っておくと便利です。
デビッドカードとは
デビッドカードとは、銀行のカードをクレジットカードのように使います。
クレジットカードとの違いは、クレジットカードは、カード会社にによる月1度の締め日に支払い、または引き落としがありますが、デビッドカードは使ったその時にあなたの銀行口座から引き落としがあります。
銀行口座・・・?
疑問に思った方、いますよね。
そうです。銀行口座は、カナダの銀行口座です。なので、デビットカードはカナダ国内のカードということになります。
カナダで口座開設をしていないと、デビットカードを利用することはできません。カナダに到着したら、口座を作ればいいのですが、最初は持ってないですね。しかも、ポイントも貯まらない。
なので、クレジットカードの方がお得かなと思って使ってます。
クレジットカードを持つメリット
会計士の親を持つ私は、「クレジットカードというのは、借金と同じよ。」と言われて育ちました。その為、大学卒業時になぜか本当に色んな所からカード入会の勧誘があって、知らない間にカードを3枚持っていたものの使ったことも無く、年会費がかかるんだということを知った時には激怒して、ひとつの銀行のカードは、わざわざ文句を言って、5年くらい支払った年会費を全額返金してもらったほどでした。(無知としか言いようがないんですが)
それくらい、クレジットカードを使うことが嫌いでした。
そんな私も、今では、ほぼクレジットカードのみで生活しています。急に「現金だせや~!」と言われても、いつもスーパーのカートに差し込む$1コインしか出てきません。なので、財布はカードが2,3枚入る小銭入れで十分なのです。常備しているものは、携帯と小銭入れ。昔は、肩にアザが出来る程の重たいバックを持っていましたが、今は手ぶらか、パーティバッグです。軽装になったものです。
そこで、クレジットカードのメリットをご紹介します。
- ヒストリーが残るので、家計簿への記帳が楽。
- ポイントが貯まる。
- 口座維持手数料を、無料か安いものに設定できる。
- 保険が付いてくる。
1.ヒストリーが残るので、家計簿への記帳が楽。
これは、主婦なら誰もが思うことかと思います。最近は、独身の方でも家計簿をつけている方が多いと聞きます。私が使っている家計簿アプリはZaimというアプリですが、とても便利でカナダドルで入力することが出来、ベースの通貨をカナダドルにしておいて、メキシコに旅行に行った時にメキシコペソで入力すると、メキシコペソ→カナダドルに変換してヒストリーを保存してくれます。また、クレジットカードとの連携が可能なので、クレジットカードを登録するとヒストリーが出るとのことですが、私はそこまで自動化したくはなく、いちいち確認したい方なので、クレジットカードを登録はしていません。
このようにアプリに連携出来て、使用場所、日付、金額などがきちんと確認できるというのは、1番のメリットだと考えます。
2.ポイントが貯まる。
どのカードでもポイント制になっていて、その会社のポイントやマイレージが溜まったりしますね。これはお得感満載です。
3.口座維持手数料を、無料か安いものに設定できる。
普通、日本の銀行口座は無料で持つことが出来るので、あまり意識したことが無いかもしれませんが、カナダは銀行口座維持手数料というものを月額で取られます。これを払わない方法というのが存在するのですが、一般的には支払いが発生し、さらに入出金が増えれば、それだけ高い維持手数料を支払わなければならなくなります。
それが、全てクレジットカードで済ませると、直接銀行口座にはタッチしないことになり、タッチするのは、月1度の支払いの締め日の時だけ。ヒストリーも見れて、銀行口座にもタッチしなくていいんです。
4.保険が付いてくる。
保険内容は会社によって変わってきますが、カードの後ろを見ると、保険の概要が載ってます。年会手数料無料のカードを持って、保険が付いてくるなんて、すごくいいと思います。
私はアメリカのスーツケースチェックが始まって以降、スーツケースの中の物の紛失が多かったので、よくクレジットカードの保険を利用していました。
私はこれら4点にクレジットカードを持つ大きなメリットを感じています。
カナダで役に立つ、日本のクレジットカード紹介
日本にいる時に作って持ってくると役に立つだろう、クレジットカードを紹介します。
また、ANAの飛行機は、他社と比べて群を抜いてサービスがいいし、ほんと、エコノミークラスに乗っていても、他社のビジネスクラスくらいの気分で旅を楽しめます。(言い過ぎかなw)そして、日本国内では、ANAカードを使うとマイルが貯められるお店が沢山あります。実はこれ目当てで最初は持ってました。中には飛行機に乗らずに、日本国内だけの利用でマイルを貯めまくっている人も居るというので驚きですね。
さらに、日本帰国の際に利用できる、「手ぶら便」ですが、このサービスはヤマト宅急便なので、実際ANAを利用しなくてもヤマトさんに直接電話すれば、手ぶら便と同じサービスを受けることが出来ます。しかし、ANAを利用することによって、ANAマイレージを溜めることが出来るのです。他の航空会社の場合は、貯められません。この違いは、大きいです。
- 日本国内でマイルを貯めやすい。
- ANAの飛行機じたいが乗りやすい
- 手ぶら便のマイルが貯まる
- スターアライアンスで、グループ内の他の航空会社も結構使いやすい。
- 日本に住所が無いと作れない
JALカード
ANAのライバル会社、JAL。JALを使うメリットは、ずばり、手ぶら便のマイレージが貯められたり、日本国内なら沢山マイルをためることが出来るお店がある上、JALはこんなにたたき売りしてたのか!!と思う程、飛行機の運賃が安いんです。昔と全然違いますね。なので、その点は使いやすい。
ただ、マイルを貯めている人に一番の欠点なのがワンワールドグループだということ。いつもいつもJALに乗るならいいです。しかし他の路線に乗ったときに一緒に出来ない確率が高いのはちょっと大変なのかなと感じます。
- 日本国内でマイルを貯めやすい。
- 手ぶら便のマイルが貯まる。
- ワンワールドで、グループ内の他の航空会社が使いにくい路線。
- JALは航空運賃が安め
- 日本に住所が無いと作れない
楽天カード
また、日本人であれば海外から、日本にいる家族や、あの人に、何か贈り物を送らなきゃ!日本のあの商品が買いたい!ってこと、ありますよね。そんな時に使えるのはRakuten楽天なのかなって思ってます。最近さらに巨大化していますよね。
他のクレジットカードが色々と審査が厳しくて、既に日本を飛び出した今、日本のカードが作れないという人は、この楽天カードは海外在住者の味方です。
15年くらい前かな。楽天ショッピングモールに出品してたことがあるんです。
その頃、突然大きなシステム変更があって、その時やり取りしてたお客さんとやり取りが出来なくなって、さらに商品も届かず、複数のお客さんから悪評価をいただいて、なんとか回復させようと頑張るもシステムがおかしくて何をしても時間の無駄・・・という時がありました。
その大きなシステムの変更後、現在の楽天モールに変身を遂げたという経緯があります。その時の事は、まるで無かったかのように、謝罪文発表すら無いですが、現在はだいぶ世界に目を向けていますね。パソコンを触っていると、Rakuten海外バージョンを、よく見るようになりました。
そして、最近思い出したようにポイントを確かめようと、楽天サイトにログインしようとしたら、ログインが出来なかったんです。しかもアカウントが複数作られている模様。楽天クレジットカードが繋がってるアカウントでないと、ポイント換算がおかしくなると思って、お客様サービスに電話しました。海外にいると、みんなが感じることだと思いますが、日本のサービスって素敵ですよね。パキパキとすぐ解決してくれました。
- ポイントが貯めやすい
- 海外在住者の味方
- 海外からでもトラブル対応が神
エポスカード
こちらは、よく利用する居酒屋やカラオケ、スパなどの大手で優待を受けれるのが大きなメリット!・・・でした。しかし、優待は国外では使えないのであまりメリットを感じず、段々と使わなくなってしまい、早くに解約しました。ただ、これからまた日本に帰国する予定という人はすごくおススメのカードだと思います。優待があると、なんだかすごく得した気分になるんですよね。
- 日本で使うなら便利でお得
- 海外ではあまり使えない?
結局、どれがいいの?
カナダに留学し、いずれ日本に帰国する場合は、上記の4社は全ておススメです。ANAとJALに関しては人によって好みが分かれます。上記にも書いた通り、ポイントは、アライアンスグループで、ANAの方が貯めやすいということになります。
また、移民を目指して、カナダに来る場合、エポスは解約してしまいましょう。日本国内でしかメリットは感じません。そして、バンクーバーやトロントなど、日本へ直行便が出ている地域はもしかしたらJALが使い勝手がいいかもしれません。直行便が出てない地域は、断然ANAがおススメです。なぜなら、乗り継ぎに使うであろう、エアーカナダとユナイテッドが同じグループ内にいるからです。
まとめ
というわけで、
カナダ留学で、いずれ日本に帰る人:上記どれを選んでも使える
ということになります。クレジットカードは沢山持っていても仕方ないし、だからと言って1枚しか持っていないのも不安になります。
カナダでそれなりに生活が落ち着いて来て、カナダのクレジットカードが作れるようになったら、カナダのクレジットカード1枚+ANA+楽天がベストかなと思っています。航空会社系は、日本に住所が無いと作ることが難しくなるので、出来れば日本にいる間に作った方がいいでしょう。