今回は、カナダに到着して、仕事探しをする時に、聞かれる「リフェレンス」についてお話します。
日本人には馴染みが無いので、最初は???となってしまうんです。
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リフェレンス(Reference)とは?
面接に行ったとき、その企業があなたを採用したいと思ったら、第3者である推薦人(referee)に連絡をとり、あなたの過去の働きぶりなどを聞きます。
このreferenceの提出のタイミングは、だいたい面接中の終わり頃か、採用が決まった後で、基本的に2人分の情報の提出を求められます。
Refereeは前職の上司であることが求められている場合が多いので、最低でもひとり、直近の前職のrefereeにコンタクトを取ることが多いようです。
履歴書にReferee情報の記載は必要なのか?
仕事に応募する段階では、referenceの提出は必要ない場合が多いです。履歴書に推薦人の情報は書かなくてもよいのですが、たまに最初から、Reference2人分要とか、募集要項に書かれている場合があります。その場合は必要です。
私の採用担当としてのお話
現在、2ポジションの採用を行っていまして、以下のように作業しています。
- 履歴書を受け取る。
- 内容確認。条件を満たしていれば、Application formを送る。(←ここにReferenceを記入するところがある)
- Application formを受け取る。
- 1次面接(私)
- 2時面接(オーナーとボス)
- 採用/不採用
カナダでは一般的に、推薦状 (Reference letter) を求められ、私の場合はApplication FromにReferee情報を3つ書いてもらって、レターは最低2通以上としています。
特に、今現在持っているスキルを使ってビザ申請をする場合、カナダ政府に提出しないといけないので、このReference Letterの提出は、必須になってきます。
Referenceは誰にお願いすればいいのか?
直属の上司か、それより上の人にお願いしてください。
一般的には・・・
- 雇用主/オーナー
- 上司
- 上司の上司など
すごくよくある質問。円満退社してないので、元上司には頼めません!泣
そのような人は、例えば
- 取引先の人
- お客さん
- 指導者・組織でリーダーをしている人
- 師、士のつくお仕事をしている友人、知人
- 友達
「友達」というのは、出来れば避けたいところです。友達からのReferenceは認めてもらえない場合もあります。
カナダで初めてお仕事をする時のReference
これがすごく困ってしまうのですが、大体の企業が、「カナダ国内にいる人のReferenceを持ってきて」と言うんです。
カナダに来て、初めて努めようと就活をしているんですけど・・・?
と言っても、それを考慮してくれないところもあるという厳しさ。
つまり、企業側は、Referenceとして連絡する人が
- 国際電話ではないこと
- 英語が話せること
を期待しているんです。カナダに到着したばかりなら、1通でいいからカナダ国内のReferenceを持ってきてと、カナダのReferenceを欲しがります。
なので、とりあえず日本の会社を辞める時にReferenceをもらっておくのはもちろんなのですが、カナダに到着したとき、または到着する前から、カナダ国内でなにか肩書きを持った人とお知り合いになっておきましょう。
リフェレンスレターに何を書けばいいのか?
- フルネーム
- 役職名
- 会社名
- 会社住所
- 電話番号
- Eメール
これらのReferee情報をレターの上か下かにつけるとともに、内容には、あなたとの繋がり、あなたはどのような存在だったかなどを書いてもらうといいでしょう。
たまに、Googlemapに表示されない住所を書く人がいます。2019年現在では、書かれた住所をGoogle Mapで調べるのがメジャーで、そこに載らないというのは、ちょっと怪しいと思われてしまいます。もしGoogleの間違いか何かで、あなたの住所がGoogle Mapに表示されない場合は、一言書いておくといいかもしれません。
最後に
人事は、もちろん学歴、職歴も確認していますが、決まったフォームが無いからこそ、1枚の紙の上の情報の配置の仕方や英語力はちゃんとチェックされています。
履歴書やReferenceが出来上がったら、ネィティブに一度チェックをしてもらいましょう。