子育て

カナダのフランス語教育。英語はどうするの?まずは母国語?多言語カナダではどうなの?

まずは母国語を勉強すべき?
子供はまだ小学生なので、学校では英語、家では日本語をしっかり身につけてから余裕があればフランス語と思ってます。どうですかね?

最近、英語とプログラミングは大事と言われるようになって随分経ちましたが、だからこそ逆説を唱える人も出てきていて、英語より母国語である日本語をまずきちんと勉強すべきという人もいます。結論から言うと、「どちらがというのではなく、両方勉強するべき!」なのです。私の経験も含め、カナダの子どもたちのお話します。




Contents

カナダの小学校、英語?フランス語?

カナダに留学するメリット、対策を考える

カナダの公用語は英語とフランス語です。なので、学校も

  1. 英語のみの学校
  2. フランス語のみの学校
  3. 英語+フランス語の学校

と分かれます。

子供を学校に入学させるために登録しようとする親には、この3つの選択肢があります(3つ全てが全ての地区で利用できるわけではありません)。フランス語教育に早く始める人では、Kinder(幼稚園:5歳)またはGrade1(小学1年:6歳)に始めます。ここで始めなかった人は、Grade4(小学4年:10歳)または5で中期入学(認めてないところが多いと思う)、Grade6、7またはそれ以降で後期入学します。

フレンチが人気の理由

ちなみに、私の4歳の娘が今月から行き始めたナーサリースクールは、フレンチの学校ですが、カテゴリは❸英語+フランス語の学校になりますが、フレンチはキンダー(5歳)からとなっています。そして、一般的にGrade1でフレンチを選ばなかった子供は、フレンチコースに入れなくなります。

同じ学校に通う、唯一の日本人ママから聞いた話だと、以前、他の州から引っ越してきた子(既にGrade4)がどうしてもこの学校のフレンチコースに入りたくて、申し込みに行ったら、一度は断られたものの、英語のテストをしていい成績を取れたらということで、テストを受けたら、思いの外、点数が良かったので入学を認めてもらえた子が居たのよ~というお話を聞きました。

Grade1を過ぎてしまうと、入学することが難しくなってしまうフレンチの学校。だから、カナダ人にもとても人気なんです。子供の将来の為を思うと、やっぱり苦労せずに学べる小さいうちからやらせておきたい親心はどこも同じです。

カナダの義務教育
カナダの義務教育、学校制度、時間割や、特徴についてカナダでは12歳までの子供は1人にさせてはいけないという法律があります。この法律に守られている感はありますが、守る方は大変です。学校はそんなに臨機応変に対応してくれないので、とくに移住する時期を考えてしまいますし、子供の教育のことは親なら一番心配ですね。ここではカナダの義務教育についてお話します。...

 

なぜ、英語+フランス語は将来のためにいいのか

不思議に思う人も居ますよね。いくら公用語が英語とフランス語と言っても、結局、普段の会話は英語だし、フランス語を話してる人はそんなに見かけないような?ケベック州に行くならまだしも??と私も前は思ってました。

しかし、カナダで就職活動をしたことがあればわかると思いますが、「バイリンガル」と書かれた求人は、ほとんどが英語+フランス語のことを指します。残念ながら、英語+何でもいいからもう1言語ではないんです。

フランス語が話せるというだけで、カナダでは職業の幅が広がります。政府で働くということは直感的にお給料たくさんもらってるんだねと誰もが思いますが、日本の公務員と比較にならないくらいもらっていると思います。その政府で働くためには、バイリンガル、つまり、フランス語が話せないと採用されることは少ないです。カナダ人や一部のラッキーな移民者は英語オンリーで政府の仕事をしている人もいます。

 

フランス語はいいけど、英語や日本語はどうなるの?

フランス語はいいけど、英語や日本語はどうなるの?

このように、KinderやGrade1から始めるフレンチが最も人気で、フレンチイマージョンの全学生の約80%がこの時期にフランス語の勉強を始めます。エリアによって違うようですが、KinderまたはGrade1に入学する際、教室では最初は英語で、徐々にフランス語にスイッチしていってくれるそうです。

そこで心配になるのが、

「日本語も英語も心配なのに、フランス語を中心に学校生活送って大丈夫?」

ということなのですが、トロント大学のオンタリオ教育研究所(OISE)フレンチイマージョン専門家によると、以下のように言っています。

“It is thought that the greater plasticity in a young brain is related to the ability to acquire second, third and fourth languages more easily, without a pronounced accent.”

若い脳の可塑性が高いことは、発音アクセントを含めず、第2、第3、第4言語をより簡単に習得できる能力に関係していると考えられています。

※可塑性が高いこと:柔軟性があるということ

これは私自身、感じることがあります。29歳のときに英語留学、31歳の時にスペイン語留学をし、スポンジ状態の小さな子供とは習得のスピードも全く異なり、苦労しましたが、やはりこの年令になっても英語を学んだ時より、その後に学んだスペイン語を学んだときの方が「楽に感じた」し、また英語もそんなにままならない時に、とある事情によりスペイン語を学んだので、当時は色々とすごく混乱しましたが、ある時ふと相互関係が生まれるというか、英語のスキルがスペイン語スキルを助け、スペイン語スキルが英語スキルを助けるということを何度も経験しました。英語もスペイン語もラテン語から来ているので、考え方も似ていますし、単語もしかりです。また文法が似ているので、よくわかっている日本語で学ぶよりも、まだ英語があやふやでも英語で学んだ方が理解しやすかったです。

それだけ、日本語が特殊ということだと思います。英語を日本語で考えるのは大変だし、スペイン語を日本語で考えるのも大変です。でも英語をスペイン語で考えるのは、特に難しくありません。

 

例えば、このツイートがいい例かと思うので持ってきました。

このツイッターで言っていること、わかりますか?

英語は他の言語と比べると、単語数がとても少ないと思うので、なにを表現するにも同じ単語が使えることが多々あって便利といえば便利なのですが、たまにちょっといいたいことが違うんだよなぁと思うことってあると思うんです。そんな時は、他の言語で考えてみるととてもわかり易い。

日本語でも「書く」と「描く」は違いますからね。

ここで私の頭の中はどうなっていたかというと、

Visualizedはスペイン語にすると、Visualidad=視覚の事を意味しますが、スペイン語は一つの単語が全て、動詞になり、副詞になり、名詞にもなるので、このVisualidadを動詞で考えたらVisualizar=想像する、描くという意味で、動きがあるものに本当によく使われる単語なので、それを英語に戻してVisualizeにしたら、はまった~!と、パズルゲームをしていたのでした。

言葉は感覚が勝負かな?と思っています。
だから、子供のうちに学んだほうが学習が早いと言われるし、遊びながら習得してしまう。遊びながら習得してしまうものだからこそ、感覚が勝負だと思います。

このような感じで、やっぱり学び始めは苦労しますが、そのうち誰でも慣れてくる。それが子供ならなおさら、速いはず。そしてパズルのように言葉を使いこなせるようになるのだと思います。

親のフォローは大事

ただ専門家が言うには、語学習い始めは、両親は、子供が疲労しているのを見守る必要があるといいます。 フレンチイマージョンの教師をしながら2人の子供を持つ母親は、以下のように言っていたようです。

「最初の数ヶ月は疲れきっていて、両親は子供が家に帰ってくると少し不機嫌になることに気付くかもしれません」

彼女は、しっかりとした基盤(決まった就寝時間、健康的な食事や軽食、さらには水分補給のための水のボトルなど)があれば、子供たちはこの困難な時間を乗り越えられるでしょうと言っています。

 

カナダの多くの保護者にとって最大の懸念とは?

beavernetwork.com

やはり英語がネイティブなカナダ人でも、懸念することは同じで、フレンチを学ぶことにより英語スキルはどうなるのか?ということなのだそうです。しかし、これは研究により、フレンチプログラムの学生のスキルは、通常の英語だけのプログラムの学生のスキルと一致するか、それを超えることさえあるといいます。

たしかに学び始めたGrade1、2では、英語の綴りが書けないか、酷いといいます。しかし、リテラシースキルが定着すると、子供たちはそれらのスキルを複数の言語で使用し、さらに3年生または4年生の英語芸術の授業を導入することも役立つのだそうです

つまり、上で私が頭の中で行っていたことと、同じことを子どもたちはやっているようです。(良かった。。。私だけじゃなかったw)

 

参考:Canadian Family:A Look at French Immersion

まとめ

ということは、日本でよく言われる、英語学習に力を入れるとか言ってないで、まずは日本語でしょ!と叫ばれているのは、このカナダの専門家たちからすると、ちょっと意見が分かれることになります。私自身も自分の娘が、日本語、英語、スペイン語、フランス語とを同時に学ぶことに、もし失敗したら言語障害になってしまうのではないか?とすごく心配して、ランゲージコンサルタントのところへ何度か通いましたが、最近はいろんな文献や、たくさんのお母さんたちのお話を聞くことによって決意することが出来ました。

最初は本人も大変だし、親もたくさんフォローしないといけないし、心配なことはたくさんあるけれど、それが将来の為にいいかもしれないことなら、頑張らせたいと思うのがどの親も変わらない気持ちなのかなと思います。


何か質問等ございましたら、いつでもお問合せ下さい。

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