患者さんで日本人男性が入院してきたの。IT社長していたらしいけど、脳出血起こしてから、認知面がちょっと。日本語カタコトで英語ペラペラみたい。その男性は日本で生まれだけど、小さい頃にアメリカに移住したらしく、またIT社長だから、ブラジルとか海外に行ったりしきたりして仕事していたから、英会話ペラペラらしいの。その人の対応が全然出来なくて・・・。
今回は、英語学習、ゼロから1へのステップアップについてお話したいと思います。
妹の話
看護師をしている妹から、メッセをもらいました。ブラジルってポルトガル語だし。というツッコミはおいておいて・・・。
妹も、英語は必要というのをわかっていながらも今までずっと英語は遠ざけてきました。が、最近は日本でも英語ナシでは困ることが多いのだそうです。その為、英語の勉強を始めたのですが、英語の教材って沢山ありますよね。そして、電子辞書や、翻訳機なんかも凄く機能が充実していて、もしかしたら英語の勉強なんてしなくてもいいのでは?と思う程。私も英語を学び始めた当初はそうでしたが、あれもこれも手を付けて、なんだか英語の勉強がすごく大変に感じていたのを覚えています。
そこで妹に、「病院で英語を話す患者さんがいて、その人はブラジルに行っていたらしい」って英語で書いてみて?と聞きました。
He was go to burager.
なんだ、これは?
大人になると、中学1年生の時に習った「1つの文章に1つの動詞」ということも忘れてしまうのか・・・とビックリしました。
ということで、とっさに私は以下の文を書き出しました。
アタマの中の整理をする為です。
確かに、現在、過去、未来くらいは大事だけど、三単現とか、関係代名詞とか、そういう文法的なことは英会話をする時にあまり必要ない。ただ文の形を肌感覚で覚えておくことは大事だと思います。
そこで今回は、英語学習初級を速く抜ける為の、例文5つを紹介します。
これだけ覚えよう、例文5つ
決して、これを覚えたら英語が話せるわけではないです。
仮定法とかもあるし、未来形過去とか、もっと複雑なのは沢山あります。ただ、普段、会話をしている時に使っているのはこの程度で、必ず気を付けないと、意味がわからなくなってしまうのが、時制と人称です。
- He will go to Brazil.
- He goes to Brazil.
- He went to Brazil.
- He has been in Brazil.
- He had been in Brazil.
まずこれを、紙とペンを持って、線を引いて時制を確認しましょう。
そして、実際に、日本語訳を書いてみましょう。
日本語訳を全て書いたときに、何か疑問が湧くと思います。その疑問をきちんと解決して、この5つの文の違いを確認して、何がどう違うのかきちんと理解しましょう。
普段の会話は、これしか使ってません!これだけで、ゼロからイチへ進むことが出来ました。その後は、語彙を増やすなり、他の文法を確認して肉付けをしていきましょう。
まとめ
とりあえず、これらの時制の区別がちゃんとついて、ちゃんと理解したら、次のステップに進めると思います。
次のステップでは、この文に色々と肉付けをしていくことです。
He goes to Brazil for his business...とか。
語彙力も必要だし、助動詞とか動詞の変化とか、覚えること沢山あって大変ですよね。
それでも、話すことが大事。
それを妹に言ったら、「英会話カフェ」というのに申し込もうか悩んでいたのですが、英会話というからには、会話をするわけで、He was goと言っている時点で、英会話カフェすら無駄だと思う。と、引き止め、とりあえず文法基礎を覚えた方がいい。と話しました。
また、英語の勉強してる?と聞いたら、
「ネットで英語研究してる人が書いたのを勉強してる。」
と、言っていました。
英語の研究してる人が書いた本でも、すごい偉い人が書いた本でも、有名でない人が書いた本でも、何でも良いんです。ただ、1冊で一応の基礎を完了できる本がいい。時間が無駄にならなくていいです。
私は、娘のデイケアでママさん同士の会話がとても大変です。カナダはパパさんも半分くらいいるので、パパママさんなのですが、以前は、毎日の娘のお迎えが、とても苦痛でしたよ。
How are you?と聞かれて、Good! How are you?と聞いて、その後、ペラペラすごく速い英語で話されるとわからない時があって。今でもわからないこと沢山あります。それでも、会話に慣れたのかな。別にわからなくても聞き流せるようになったというか(笑)、とりあえず重要なところだけは聞き逃さないようになったというか。そんな私でも、一応TOEICスコアは700点で、スペイン語通訳をしていました。毎日が勉強ですね。