意外とびっくりするのが、カナダは日本と同じく家の中は靴を脱いで生活をしている家が多いです。とは言っても、色々な国の人がいますので、どのように家が使われているのか、私たち日本人からすると、はるかに想像を超える場合があります。家を探す際に、とりあえず知っておいたほうがいいことをまとめたので、参考にしてくださいね。
一般的にカナダにやってきて、最初に住む家は、ホームスティかアパートだと思います。実際、足を運んで見てから決めるのがベストだと思いますが、国外から到着する時の家を探す場合、それが無理な場合もありますね。住んでみないとわからない部分は多々ありますので、最善策は、「短期間だけ契約」することだと思います。気に入れば、延長すればいいし、他に良いところが見つかればそこに引っ越してもいいし。最初の2週間ほどは腹をくくることだと思います。
Contents
部屋探しで気を付けた方がいい項目一覧
- どれくらい汚いか
- 匂うのか
- うるさいか
- 広さ
- 暖房が付いてるか
- ネズミやバグ等、アニマルはいないか
- 水の出方、排水溝
- Care taker(管理人)または、オーナーとすぐ話をすることが可能か
- アスベスト(重要!)
1.どれくらい汚いか
古いアパートになればなるほど、掃除しても落ちないほど、こびりついてる汚れや黒ずみがあります。特にマニトバなど寒い地域では、冬に窓が凍ったり、雪解けの時期は窓のサンが凍ってるけどジメジメとしたりして、それを放置してしまえば、その黒いのがそのまま居座って取れなくなってしまいます。どこまで許せるかですが、いくつか家を見てみて、この程度なら・・・という線引きをして、選ぶといいでしょう。
2.匂うのか
これはもう論外だと思いますが、その匂いがどこから来てるのかにも寄ります。
3.うるさいか
日本でも同じようにチェックする項目の一つだと思いますが、日本と同じ木造住宅のカナダでは、振動が結構くる場合があります。また、ダイバーシティのカナダでは文化の違いからか、子供なら何してもOKみたいな人も少なからずいるので、どこまで許容できるか、近隣は確認した方がいいかもしれませんね。
4.広さ
私たちのイメージは、日本は国が小さいから家も小さいけど、海外の家は全てが大きい!というイメージですが、実は結構小さくて、体の大きなカナダ人はどうやって生活してるんだろう?と思うような狭い家も中にはあります。大きさ関係なく、1つベッドが置けて、クローゼットがあれば1ベッドルームと呼ぶので、大きさを確認することも必要かと思います。
5.暖房が付いてるか
各部屋に暖房が付いてなければ、建築法違反になるので絶対についてるはずなのですが、暖房がどれだけ届くかというのはまた別の話で、やはり北側は寒く窓も凍りやすいです。方角によって部屋の温度差があるので、やはり暖房費が家賃に込みではない北側の部屋は暖房費がかさむと思いますので、方角は気にした方が良さそうです。
6.ネズミやバグ等、アニマルはいないか
冬は凍ってしまうカナダでは、動物たちだって暖かい場所を求めています。その為、ネズミやリスなど、家の中に入り込んでしまうことがあります。家に隙間が無いかちゃんと確認したいですが、例えばガス台の裏側とか、キャビネットの裏側とか、1度内覧しただけでは確認しきれないことが多々あります。チェックの仕方としては、「糞が落ちていないか」をチェックすることです。ネズミなどは、そこに住み着いてなくてもたまに行き来していれば、何かしら自然物(糞や木の葉など)を残していきます。食品庫の下の方、キャビネットの下の方など、普段、人があまり見ないところをチェックして、小さなゴミでも見逃さないようにしましょう。
また、北米ではベッドバグは気を付けなければいけません。州ごとに、ベッドバグの出た家は、ベッドバグ報告リストに残されるほど大変な騒ぎになります。家の内覧に行く前にこのサイトで少し確認してから行くといいかもしれませんね。もし、ベッドバグをもらってきてしまったら、以下に連絡しましょう。
マニトバ州ベッドバグHOTLINE
電話:1-855-362-2847
Email: bedbugs@gov.mb.ca
WEBサイトはこちら
内覧に行った時、ベッドバグがいるかいないかの見分け方
こげ茶か、黒いシミが絨毯や家具、床にあったら要注意です。大きなシミではなく、点々とした何とも古そうな印象を受けると思いますが、それは現在か過去か、ベッドバグの発生経験があります。特に、お湯で稼働してるセントラルヒーティングのあるアパート(つまり古いということ)は、気を付けた方がいいかもしれません。
7.水の出方、排水溝
水の出方が、チョロチョロっとしか出ない家がたまにあります。それは、家を借りる前に大家さん、または管理人さんに直してもらうか、どうしたらもっと水が出るのか聞いた方がいいと思います。長く続くと、すごくストレスがたまります。また排水溝周辺が汚い家が凄く多いです。気にする人は、確認した方がいいです。(水漏れ経験や、排水管の設置年数など)
8.Care taker(管理人)または、オーナーとすぐ話をすることが可能か
Caretakerまたはオーナーは、普段はあなたと同じで、学生か働いてる人がほとんどです。なので、いつ連絡が取れるのか、連絡したら24h以内に連絡もらえるのかなど、確認しておいた方が無難です。
9.アスベスト
アスベストについて、聞いたことがある人も多いと思いますが、カナダの建物は古い家が多いので、アスベストがそのまま残ってる場合がかなりの確率であります。アスベストというのは、放置してる分には被害はないそうなのですが、触ったり、動かしたり、それを取り除こうとする時に体に良くないものが蔓延するので世界で禁止になりましたよね。カナダは2012年までアスベスト輸出国だったんです。しかし、2018年を目途に国内でのアスベストの使用を禁止すると2017年12月15日に発表されました。それと同時にガンや他の病気を発症するとされる耐火性物質を含む製品の使用も禁止すると。カナダはそれまで、先進国の中でもアスベスト使用を認めている数少ない国でした。
そう!つい最近の事なんですよ!!
世界保健機関WHOは1987年にアスベストに発がん性が認められると発表し、その後世界50カ国以上で使用禁止となり、日本では2006年9月1日に禁止になりました。しかし、カナダはその後、輸出も国内使用も続けていました。
その為、アスベストがむき出しになってる家やオフィスは沢山あります。(我が家もそうでした。)無理に排除しようとせずに、上から1枚壁となるものを被せてしまえばコストもかからず最善の方法かなと思いますが、何が怖いかというと、知らずにむき出しのまま使って気づいてないというのが怖いかなと思います。内覧は自分だけで見に行かずに家のことを知ってる人に付き添ってもらうことをお勧めします。
大工家系で育ってきた夫と共に、内覧の付き添い可能です。家の素材や立地、リフォームについてなど、多方面でアドバイス可能です。通訳は、英語、日本語、スペイン語が可能です。お問い合わせはこちらまでどうぞ。
家の探し方
最近は、WEBサイトまたは街で見かける小冊子等で見つけるのが一般的です。以下にお部屋探しのWEBサイトリンクを載せます。
アパートレンタル
ホームスティ
Borusunハウスのご紹介
ウィニペグでお部屋を貸している日本人ご家族のご紹介です。
リンクはこちら
初めてウィニペグに来る人にとって、準備をする段階で悩むことの1つが、「住む場所を見つけること」です。見たことも無いアパートを、遠隔で日本から契約するのは不安だし、ホテルは高いし、Airbnbで知らない人の家に泊まるのも勇気がいる・・・。
Borusunは、ゲストハウスとして、ウィニペグ市よりきちんと開業許可を得ていて、旦那さんは料理専攻でウィニペグの学校を卒業し、奥さんはお寿司屋さんで寿司職人として働いていますので、料理はお墨付き。2019年夏に移民権を取得し、先日開かれた移民権取得おめでとうパーティでは、ブッフェスタイルの料理がテーブルに並び、食べ放題レストランに来たかと勘違いしてしまう程でした。
誰もが初めて海外に出ると、失敗の連続ですが、住むところはきちんと確保して、落ち着いて他のことに集中したいという方は、Borusunハウスお勧めです!
お部屋を借りる時の必須用語
これだけは理解しておこう!
単語 | 訳 | 単語 | 訳 |
---|---|---|---|
Rent | 家賃 | DT | Down Town |
Deposit | 保証金 | NP | No Smoking |
Hydro | 光熱費 | NB | No Bugs |
Den | 小さな部屋 | NP | No Pets |
Takeover | 引継ぎ | BD | Bed Room |
Den | 小さな部屋 | Caretaker | 管理人 |
Condo | 分譲アパート | Bachelor/Studio | ワンルーム |
借りる前に聞いて確認しよう
家賃に含まれているもの
賃貸の場合、水道は必ず含まれているが、光熱費はアパートによって違うので確認しましょう。
最低契約期間
6か月か1年の契約期間が多い。もしその期間前に退出する場合、他の賃貸人を探すか、違約金を払わないといけないかもしれないです。確認しましょう。
家賃の支払日と支払方法
銀行振り込みか、チェック持参かなど、支払い方法はオーナーによってまちまちです。
デポジットの金額と支払日
デポジットの金額はオーナーによって、半月分なのか1か月分なのか違ってきます。いつ支払えばいいのか、一緒に確認しましょう。
退出時のルール
何ヶ月前に言えば良いかなど。これは結構重要です。
洗濯機・乾燥機の場所と値段
内覧時に自分で確認すればいいことですが、もし見なかった場合に確認しましょう。