今回は、以下の方に向けて、書いていきます。
- 留学するということに、戸惑っている方
- カナダ留学は、どんな感じなのか知りたい方
- 語学以外に学べることは何かを知りたい
初めて、日本以外に長期滞在(留学、移住など)をするとなると、旅行とは違うので心の準備が必要ですよね。また、費用がかかることなので、必ず成功させたい!カナダに留学する目的は何ですか?と聞くと、ネィティブと英語で会話が出来るようになることと、多くの人が言いますが、英語はツールです。他にも得られることが沢山あるんです。ここでは、カナダ留学で得られることをまとめました。
Contents
1.各国の友達が出来る
これが一番、目に見えて実感できることでしょう。今、自分とお話ししている人は、目の色も違うし、肌の色も違う、日本人同士なら普通に共感できたことが、何かがズレている。私?友達?あれ?そういう自分の常識が崩れていくのも楽しみの一つです。
日本の中だけにいると、「日本が高く評価されている」という報道をみて、他にマイナスな情報は一切ないので、そうなんだと思い込んでしまいます。海外の友達を作って、もっと日本国外のことを知ることで、日本に都合のいい情報しか報道されていないんだという事実を知ることが出来、日本で常識だと思っていたことが違うんだと認識できるでしょう。
https://beavernetwork.com/blog/why-canada-jp/
2.意思表示能力が身につく
海外では、自分の意見を持つことや、意志表示をすることが必要になります。それをキチンと表現しなければ、誰もわかってくれないし、自分の大切なものを失うかもしれません。
コミュニケーションをとる時、語学力は必要ですが、カタコト英語でも話すことが大好きな人はびっくりするほど早く上達します。メキシコで弁護士をしていた友人ですが、カナダに来た頃は全然英語が話せませんでした。彼の性格は、口が歩いてると思うくらいおしゃべりな人で、英語が話せなくてもその性格は変わらず、何かしらずっとお話ししていたんです。
1年後、メキシコで大地震が起きて、募金活動をしようと、メキシコ料理レストランを貸し切って募金集めをしました。その時に、宣伝になるので、テレビ取材班を呼ぼうと、テレビ局を4社呼びました。(田舎なので、結構簡単に呼べます)そして、彼はカメラの前でもちろん英語でペラペラと3分くらいの呼びかけ演説をしました。カナダに来て、1年しか経ってない時の話しです。
もちろん、テレビカメラの前で話さなくてもいいのですが、このような自分の意見や呼びかけ、伝えたいことを話す機会の積み重ねで語学力は付いていくもので、それと同時に、「自分の意見を伝える能力」が必要なのです。
3.コミュニケーション能力が身につく
つまり、「小さな会話を大きく深く広げられる能力」です。日本でも、日本語でこういうことが出来る人はいますが、海外では、この能力がとても必要だと感じています。
朝のあいさつ、なぜ外国人は、あんなに毎日、超元気に、GOOD MORNING!!とあいさつしてから、2-3分、毎日会う人と会話が出来るのでしょうか。
なぜなら、ひとつの意見に対して、なぜそう感じるのか、なぜそうしたのか、どうしてそう思ったのかなど、よく聞くし、聞かれます。そんな時には、ただなんとなく・・・では、話しが繋がらないですよね。色々な表現力が無ければ、毎日会う人と、毎朝2-3分、たわいもない話を、そんなに楽しそうには出来ません。
そういうコミュニケーション能力が、毎日のブラッシュアップで身につきます。
https://beavernetwork.com/blog/where-is-canadian/
4.日本の魅力を再確認
日本のサービスの良さは世界一とはいうものの、日本で当たり前のように利用していると、それが当たり前なので気づかないですよね。でも一度、海外に一定期間、滞在してから日本に戻ると、コンビニで言われた「ありがとうございました!」の声に、涙します。
また、日本の完成度の高さには驚きます。海外で買った洋服と、日本で買った洋服は、同じ金額のTシャツでも、使用できる期間が全然違います。
日本の中にいた時は当たり前だったことが、一歩、海外を出て不自由さを味わったことで、日本の価値を理解することになります。
5.認めて、受け入れるということ
カナダには、多くの国の人が集まり、共存しています。人だけではなく、それぞれの文化もまた共存しています。
世界には、頑張っても変えられないことは沢山あり、だから戦争はいつもどこかで行われているわけで、そこには自分の価値観というのもあるわけですが、自分の価値観が、カナダで認めてもらえるかというと、それは誰もわかりません。でも、そこで共存していくには、
- 相手の価値観を無視して、自分の価値観を強調する
- 自分の価値観と合わなくても、相手を認めて受け入れる
この2つの選択を迫られることになります。
この選択を迫られた時、一歩前に進みたいのであれば、認めて、受け入れるということはとても大事なことで、日本のように、「みんな一緒」と育てられてきていない場所では、多くの価値観の衝突の場面に出くわします。
1番を選択すれば、戦争が始まります。2番を理解して、行動することが正解だと言えます。「グローバル」な人というのは、これを理解している人だと考えます。
6.日本の常識は、カナダの常識ではない
ちょっとだけ掻いつまむと、以下のようになります。適材適所、思っていたことと違うと悩むのではなく、環境に合わせられる適応能力が必要です。
鼻水
日本人は、人前で鼻をかむのは恥ずかしいと思っている。
海外では、人前でしきりに鼻をズルズルしていることは恥ずかしいことと考える。
発熱
日本では熱を出すと、毛布を掛けて体を温め、おでこを冷やす。
海外では、水シャワーを浴びて、熱を下げる。
ご飯
日本では、白飯にお箸が立てに刺さってたら、完全に嫌がらせだと思う。
海外で、食べ物にお箸やホークが立てに刺さってても、嫌がらせではなく、落とさないようにするため。
ヌードル
日本人は、ズルズルと吸って食べる。
海外では、噛みちぎって音を立てずに食べる。
〇と✖と✔の意味
日本人は、〇=正解、✖=不正解、✔=済
海外は、〇=不正解、✖=正解 or 済、✔=正解 or 済
https://beavernetwork.com/blog/studyabroad-for-adult/
7.トラブルに動じなくなる
海外では、日本にいるだけなら想像も出来ないトラブルに巻き込まれることが沢山あります。それを、いちいち誰かに相談してたら、首が回りません。よって、自分自身で乗り越えていくことになります。これがある意味、一番、あなたの人生に影響する成長だと思います。
私は、人生も、ビジネスも、全ては、問題が起きて、解決することで回っているんだと、この年齢になって気づきました。(年齢はサイトのどこかでご確認くださいw)誰もが困った問題に巻き込まれたくは無いですが、困ったからこそ、そこから抜け出す方法を見つけ出し、人間は成長するのだと考えます。
人生にトラブルというのはつきものです。「知らない」ということは、お金がかかります。問題解決を自分で行っていくことによって、自分に自信がつくというのは、海外生活で一番大きな学びだと思います。
まとめ
カナダ留学の目的の一つは、英語を学ぶこと、英語プラス専門知識を学ぶことですが、そういう知識だけではなく、知恵が身につくのが海外留学の醍醐味です。これらは、留学エージェントで手厚いサポートを受けていたり、日本人だけで固まっていては、絶対得られないものです。せっかくカナダ留学をするのでしたら、日本人の多い地域に行くのではなく、日本人の少ない地域に身を置いて、自分の足で歩いてみるのはいかがでしょうか?