やりたいことは沢山あって、英語も学びたいと思っています。
でもカナダ留学して、実際に変わることって何ですか?
学べることって英語だけじゃないんです。
あなたの人生大きく変わりますよ~。
Contents
1. 誰にでももれなく期待できる留学するメリット
カナダ留学のメリットというタイトルがちょっとおかしいかもしれないですが、カナダに留学するとこんないいことがあるよということをお話ししたいと思います。
英語が上達する
当たり前ですが、英語が話せないと生きていけないので、日本人が全くいない環境に行けば行くほど、上達は速いです。
今までの常識が壊れる
今までの日本での常識は常識ではないということが理解できます。それを理解できると、感謝の気持ちが生まれるし、相手のことを尊重しながらコミュニケーションをとることが出来るようになります。
日本で問題になってるクレーマーとか、いじめとか、誹謗中傷とか、そういうのをしている人というのは、小さな世界でだけでしか生きていないから、自分が今いるところ以外は知らなくて、「知らないことを知らない」ので、文句が生まれるんです。日本のパスポートは世界で強いというけれど、世界に出れば中国人と変わらない顔をした私たちはよく中国人に間違えられるし、この前のカナダの首相と日本の首相の対談でも、ジャスティンは安倍さんに向かってジャパンではなくチャイナと言ってました。その程度なんです。
日本のことが好きになる
日本にいた時は当たり前だった素敵なサービスが、海外では当たり前ではないことを知ります。また、道が綺麗だったり、危険を回避した設計がそこら中にありますが、日本にだけ住んでいたら当たり前すぎて、それは誰かがあなたの為にしてくれているということを気づきません。海外のいろんな不自由なことを知った時、日本っていいなって気づきます。
2. 適応力、つまり柔軟性が必要。いやでも柔軟になる
海外に来ると、日本を懐かしみながらも日本を外から見てより好きになる人と、日本ではこうだったのになんでここではこれが出来ないんだと、現地生活に馴染めない人がいます。海外に来ると目の当たりにするのが、全てが周りと違うということ。言葉、文化、宗教、習慣、全てが違います。自分が考えていたこととちょっと違うからと言って目くじら立てていては、生活が成り立たないので、普通日本人ならその選択肢はないという、その選択肢をチョイスしなくてはいけないこともあります。「郷に従え」ということなのですね。
柔軟になるには?
頭でわかっていても、すぐに自分を変えられないし、特に日本という島国で、一つの物差し上でこうしなければいけませんと教育されてきた日本人の私たちには難しいことが多々あります。でも頭では日本と海外は違うとわかっているんだし、これからそこに馴染もうと努力したい、だけどなんだか辛い、認めたくない、合わないかも?と思っている人は物事を「客観的」に見てみましょう。違う土地に来たんだから頑張らないと!と思うのではなく、自分のことも周りのことも客観的に見ることで柔軟性に近づけます。携帯見ながら接客されても、怒らなくなるんです。
3. 日本の魅力を再確認
柔軟性のコーナーでも書いたことですが、何でも「客観的」に見ることにより、好きになることが増えます。ポジティブに考えられるようになるんでしょうかね。海外にいる日本人って、日本に住んでいる日本人よりも日本のことが好きな人が多いです。それは、海外にいて、海外の良さもダメさも知ってるし、その上で日本の本当の良さというのがわかっているからなんですね。
4. 意思表示能力
カナダでは多種多様な移民がカナダ人以上の人口を占めます。カナダの公用語は英語フランス語と言われれていますが、あなたの第一言語は何ですか?とよく聞かれます。文化や習慣だって同じ土地に住んでいるのに違うのです。そういう場所でカナダに住む人たちがどうやって共存していくのかというと、「意思表示をして、認め合うこと」です。意思表示をしなければ、認めてもらうことも出来ません。
例その1
例えば、インド人がターバン撒いていますね。種類はよくわかりませんが、ターバンが大きい人もいるし、小さい人もいる。カナダで、18歳以下の子供が自転車に乗る時、また成人がバイクに乗る時にはヘルメット着用が義務付けられています。しかし例外で、ターバンがあってヘルメットが被れないという人は、個人責任で被らなくてもよいと認められています。(ターバンが無いのにヘルメットも被ってない人は罰金対象です。)これは、インド人がカナダ国に対してこのターバンがどんなに大事なものかという「意思表示」をして認めてもらったものなのです。
例その2
またフードコートなどに言って、ご飯系を注文すると、ホークをご飯の山にタテにぶっ刺して、「はい、持って行って~」なんて言われることがありますね。私の母が遊びに来た時は、「なんでこんな事されないといけないのかしら」と怒っていましたが、怒る前に相手は何も知らないわけですからね、人様の国で文句を言っても仕方がない。(笑) その文化が嫌なら意思表示が必要なのです。
5. コミュニケーション能力
英語はもちろんなのですが、そのほかに身につくのが、コミュニケーションの仕方です。
例えば・・・
動作編
- カナダ人は会うと、Hello, How are you? といいます。そして場所によるのかよくわからないですが、バンクーバーの人は100点満点の笑顔で、Good!とか、Pretty good!とか返事してた気がするんですが、マニトバの人は、No bad!っていうのが一般的な気がします。
- スペインに統治されていた国出身の人(メキシコ、コロンビア、フィリピンなど)は、女性なら会うとすぐにほほを近づけてチークキス、男性ならハグをしあって背中をバンバン叩き合ってたりします。
- フランス人は男性も女性も、チークキスを両ほほです。
- また大人から子供へのコミュニケーションで、よくハイファイブ!って言って手のひらを出すと、子供たちはパシッと叩きます。
言葉編
How are youと聞かれて、毎日Good!でいいわけ?って思いませんか?
日本では、そんなに毎日毎日「元気?」なんて聞かれなかったし、毎日How are you?って聞かれて、goodって答えることにそのうち、なんて答えたらいいのかなと、考えてしまったり、毎日同じ返事をしてることに、恥ずかしさや後ろめたさを感じてくるんです。たまに、朝、how are you?って聞かれて、Good! って言ったじゃんって思うけど、昼また顔を合わせてhow are you?って聞かれて、夕方にもhow are you?って、相手はいつも満点の笑顔で聞いてくるのでGood! って言ってたんですが、そこに変化が欲しいですよね。っていうか、なぜみんなさっき会ったばかりなのに、「元気?」って何度も何度も何度も聞いてくるの??って思ったんですよね。
で、私も考えたんです。
変化を付けるには
- 今日は忙しかった?
- 今日は仕事終わったら何するの?
- 週末の予定は?
なにか質問をすることで、話しを広げるんです。
そのうちコミュニケーションというものがわかってきます。
これは日本語で会話していてもそうなのですが、「人に興味を持つ」ということは大事なことで、興味を持たなければ、質問は湧かないし、会話も広がりません。質問を考えること自体がつらいです。質問攻めも怖いですが、まずはこんな簡単な質問から入っていって、少しずつ練習していって、「その人に興味を持つこと」をすると、たくさん質問が湧いてきます。
やってみてくださいね。
6. 各国の友達
このようにコミュニケーション能力が付くと、自然と色んな国の友達が増えます。最近はSNSの普及で国境を全く感じることなく話すこと出来、留学が終わって帰国してしまったらさようならではありません。色んな国に沢山のつながりが持てたら、ほんと楽しいですよね!
7. 日本のニュースがちょっと違うことに気づく
日本語ってやっぱり他の言語と違って少し難しいんですよね。その難しい言語を使っている私たちにとって、英語を学ぶことってすごく大変なことなのですが、カナダのテレビで流れたニュースが、インターネットでも日本語で流れるのってだいたい2日後です。さらに情報操作なのか、翻訳してる人が意訳しすぎでそうなってしまうのか、ちょっと情報がおかしい?と思うことは多々あります。
正しい情報を得る為には、やっぱり誰か(世界のニュースの場合は翻訳者)に頼るのではなく、自分でその国のニュースが理解できるようになると、騙されずにすみます。
知らないということは怖い。知るということは自己防衛だと思うんです。
8.人生が大きく変わる
留学というのは、普通ひとりで出発するので、カナダに到着したら周りにあなたのことを知っている人はいません。たとえカナダで日本人と最初に友達になったとしても、その日本人はあなたと同じ目標を持ってカナダにやってきた人で、ポジティブにこれから何かをしようとしている人、つまりあなたにとっていい影響のある人なんです。
また英語が話せるようになるので、必然的に日本語だけの時よりも耳に入ってくる情報量が違います。そしてより多国籍の人との付き合いが増える為コミュニケーション能力が増し、あなたにより多くのチャンスが巡ってきます。
9.まとめ
いかがですか?カナダに、いえ、カナダだけではなくどんな国でも留学して自分の国とは違う習慣の中で過ごすと、人間がひとまわりもふたまわりも大きくなります。小さな島国の中でだけ生きているなんてもったいない。外に出て、柔軟に過ごせる自分になることがこれからの時代、必要だと思います。