このページを見に来られる方は、ウィニペグは移民しやすいらしいけど、冬生き延びれるのか心配・・・という人に多く閲覧されているようです。確かに寒い!けど心配ないですよ~!
カナダ全体の気候と、ウィニペグの気候のお話をします。
カナダは国土が広いため、様々な気候の地域があります。また、シベリアのように全土が極寒と言う訳ではなく西岸には暖流が流れているため、温暖な地域もあり、温度や降水量も季節によって大きく異なります。
Contents
気候区分
バンクーバー、ビクトリアなどの西海岸海洋性気候
温帯。夏は25度前後で、それほど暑くなく、冬も0度前後で、カナダ国内の他の地方と比べると、それほど寒くない気温で、年中同じくらいの降水がある。これがバンクーバーは綺麗と言われる理由!自然の緑と都会的ビルの融合。年間通して、気温が安定している。
バンフ、カルガリーなどのステップ気候
長く厳しい冬の乾季と短く温かい夏。気候が少し変わっています。雪の時期が早く来る。9月後半か10月初旬に雪が降る。しかし、フェーン現象といって、1月頃に温かい風が吹くので、一度雪が無くなり、寒い冬の休憩期間があります。
トロント、ケベック、ウィニペグなどの亜寒帯湿潤気候
夏は暑くなります。また、春、秋は昼夜の気温差が大きいのも特徴で、そんな時期はオーロラが見れます。冬は積雪が多く、-30℃を下回ることもあります。
イエローナイフなどの寒帯気候
最暖月平均気温が10℃未満の地域。植物は育たないようです。
イカルイトなどのツンドラ気候
夏季の月平均気温が0℃以上10℃未満で、凍土の表層部分が一時的に溶けて、コケ植物などが生存できる。
カナダの春秋
カナダの春秋はあまり長くはありません。朝晩の冷え込みが強いですが、昼は暖かくなるところが多いです。そのため、カーディガン、ジャケット、パーカーなど、上に重ね着できるものをいつも持ち歩く方がいいでしょう。
ウィニペグの春秋
ウィニペグは冬の雪が溶けるころに春が来た!と皆喜びますが、その頃の気温はだいたい0度~10度です。10度を超えると半袖で歩いている人もチラホラ見かけます。やはり春秋はとても短いのですぐ夏モードに入ります。
春秋が短く、夏は暑いし、冬は積雪があるので、日本で履くようなピンヒールのブーツは全く履く機会がありません。パンプスは夏の間に履くことができますが、ピンヒールのブーツほど、カナダで出番の無いものはありません。もし今持っているなら、お友達にあげてからカナダに渡航しましょう。
カナダの夏
カナダの夏は、カラッとしててとても過ごしやすいです。一部の地域で35度以上の暑さになるところはありますが、日本のような苦しい暑さではありません。
ウィニペグの夏
ウィニペグの夏は暑いです。他の地域と比べると湿度もそこそこあります。その為か、蚊が多いです。南国のような暑さを感じなくても、太陽に近いからかとても日に焼けます。
カナダの冬
西海岸であれば、日本と同じような心構えで過ごすことが出来ますが、内陸部から東部へくるとなると違います。日本の冬よりも寒さが厳しく雪も降るため、ニット帽、マフラー、ブーツ(スノーシューズ)などの防寒着が必要です。防寒着は、日本で買うより、カナダで買った方がいいです。
ウィニペグの冬
昔の人は、北極と間違えたというくらいウィニペグの寒さは厳しいです。トロントやモントリオール、またイエローナイフと同じように、防寒対策は必須で、寒い時は体感温度マイナス50度になることもあります。ウィニペグを通る大きな川、レッドリバーが凍る為、無料開放のスケートリンクになり、寒い中でも皆スケートをして楽しみます。