誰もが、留学したら英語ペラペラになって世界中の友達を作るぞ!英語を使ってバリバリ働くぞ!など、思って、カナダに来ますよね。
ここでは、期待していたカナダがそこには無かったという、ちょっと出足をくじくお話しをします。
Contents
レストランで、「+α」の支払い金額が高い
カナダでは、GST(州税)、PST(地方税)、HST(調和消費税または混合税)が代金の他に加算されるがそれプラス、レストランでサービスをしてもらうと、ウェイター/ウェイトレスに支払う「チップ」というものがある。
これは、だいたい15%~20%。
カード社会のカナダでは、カードで支払いますと店員さんに伝えると、カードリーダーを渡されて、最初に出てくる画面は、チップの選択画面。以前は選択肢が「10%」もあった気がするが、最近はもっぱら「15%」、「20%」、「自由選択」の3種類から選ぶことが多いです。税金で15%支払って、さらにチップで最低15%ではトータル30%。1万円の飲食をしたら、3000円を多く支払わないといけないのです。高いです。
ウェイトレスをしている友人の話しでは、日本人はチップ文化が無い為か、他の国の人と比べるとチップを支払わない人が多いとか。それもビックリですね。気を付けましょう。
母国語を話して、クラスを追い出された
これは、マニトバ州では、日本人がそんなにいないのでこういう人はいないですが、トロントやバンクーバーではついつい学校内で日本語で話してしまって、1週間通学禁止になったという人がいました。学校によって、English Only Policyを採用してる学校が多くあり、学校側もなるべく英語漬けの生活をして、早く英語を学んでほしいという願いからのポリシーなのです。規則は規則なので、先生も見つけてしまったからには、規則に従わざるをえなかったのでしょう。知らなかったでは済まされません。気を付けましょう。
仕事が見つからない
日本でオフィスワークをしていた人、または英語があまり話せないのに、仕事ばかりを探している人によくあるケースです。もし英語が話せないのであれば、2-3か月、集中して英語の勉強だけをしてから仕事を探し出すとすんなり採用してもらえるかもしれません。カナダの公用語は英語で、日本人が多くない街では、英語が話せなければ仕事は無いと考えましょう。また英語は話せるけど、オフィスワークしかやりたくないという人は、もう少し柔軟に考えましょう。ビザの残日数が少なくなればなるほど、採用してもらいずらくなります。
寒いとは聞いていたけど、やっぱり寒い
そうなんです。冬の寒さは厳しく、昔の人は、ウィニペグを北極と間違えたと笑い話にするくらいです。ハロウィンが過ぎると、いつ雪が降ってもおかしくないような、どんよりとした天気が続き、12月くらいになると雪が降ります。クリスマスは心配しなくても、いつもホワイトクリスマスです。ウィニペグでは、毎年、クリスマスパレードがありますが、12月下旬は寒すぎてパレードを見てる場合ではないので、パレードは11月下旬に行われます。
寒い、寒いとはいうものの、マイナス30℃以下になるのは、実は数えると数日なんですね。あとはマイナス10℃~30℃の間を行ったり来たりしているので、意外と頑張れます。フード付きのコートと、マイナス20℃対応のブーツで乗り切りましょう!
よく、カナダグースじゃないとカナダの寒い冬は耐えられないから、カナダグースを買った方がいい!と、大金を出して購入する人が居ますが、あんなに高いコートじゃなくても十分暖かいコートは沢山あります。
カナダの寒い冬のコート 男性用
カナダの寒い冬のコート 女性用
マイナス20℃対応ブーツ
また、コートの安くなる時期、冬の終わりに買うのも、賢い買い物の仕方です。
マニトバの冬は寒いけど、夏は人気都市より暑くて、夏っっ!!っていう暑さを楽しめるので、そのギャップもいいですよ♪
車の免許がもらえなかった
日本人が少ないマニトバでは、日本人の多い人気の州と違って、車の免許は試験を受けないといけません。日本で車の免許を持っていたからといって、他の州のように、日本の免許を出して、お金を払うだけで、車の免許をもらえるわけではないのです。
車というのは、きちんとしたルールを知らないと大きな事故になりかねない乗り物なので、カナダで試験を受けて、日本とは違うルールを学ぶという方が安心して運転できると思いますよ。
カナダ人がいなかった
せっかくカナダに来たのに、カナダ人に会うことがなく留学生活が終わってしまった。会ったのは、学校の先生だけ。
カナダ人は英語が話せるので、語学学校にはいないのです。当たり前なんですが、言われなければ気づかなくて、自分でもビックリでした。日本人の多い街に行けば、なおさらカナダ人に会う機会は減るでしょう。なぜなら、カナダ人が好む場所と、日本人が好む場所が違います。カナダ人はどちらかというと、ガッツリ肉料理系、スポーツ系、ピザのレストランに行くことが多いと思いますが、日本人はあまり好んでこれらのレストランには行かない気がします。
日本人同士でズルズルと・・・
日本人が多い地域に行ってしまうと、せっかく英語を勉強しに来たのに、日本人同士でつるんでしまって、ずるずると仲良くしててお互い日本語でお話ししてて、これでいいのかなと思いながら時間が経過し、カナダ生活が終わってしまう・・・本当に多いんです。
気持ちの持ちようなんですが、みんな同じであることが良しとされている日本の文化を背負う私たちは、この同じ文化を持つ同士から、心を鬼にして「離れる」というのは、時間が経つにつれて難しいものになっていきます。
なので、カナダ1か月目はカナダに慣れる為のアイドリング期間として、日本人と行動していても問題ないですが、2か月目に入ったら(カナダの環境に慣れてきたら)英語を学習する為の「自分の身の回りの環境づくり」というのは本当に大切なことなんですが、そもそも日本人同士でつるまないことを心がけなくても、日本人が少ない街に行けばつるみたくてもつるめないので、自然と環境づくりが出来てしまうのです。
コンビニがビックリするほど便利ではない
日本のセブンイレブンを期待して、カナダのセブンイレブンに入ると、何も買うものがありません。
なぜ同じ会社なのに、日本とカナダでこんなにも品ぞろえが違うんだろうと不思議に思います。コンビニは、英語でもコンビニエンスストアと呼びますが、なぜコンビニエンスというんでしょうと思うくらい、コンビニエンスでは無いです。コーヒーはTim hortonやマック、スタバなどでテイクアウト出来るし、スナック類はショッパーズなどでもさっさと買えるし。なので、たまたま通り道にあったからという理由や、家の一番近くのお店だからという理由以外は、行く機会がない場所かなと思われます。
寒い時に限ってバスが来ない
日本ほど時刻表に正確ではないものの、それでも多くの国と比べるとある程度、きちんと来る方だと思います。マイナス20℃を下回ると、バスをただ待つだけでもしんどいのですが、寒い時に限ってバスはよく遅れます。ウィニペグは山が無い平らな土地の為、風通しがよく、冬の寒い時に風がよく吹くので体感でさらに寒く感じます。こんな時に大活躍するのが、既に紹介したフード付きの冬用コート。私は、マイナス40℃の中、1時間もバスを待ったことがありましたが、命の危険を感じました。携帯に入れておく、時刻表アプリは「命綱」だと思います。ダウンロードしておくことをおススメします。
まとめ
経験者が語る失敗談、これを知っておくことで、あなたの初めてのカナダ留学が有意義なものになるといいですね。色々なトラブルに巻き込まれて、沢山のカルチャーショックを受ける。これが英語や外国を学ぶ上で大事なことだと考えますが、経験者の失敗談は、知っておいたら役にたつ情報だと思います。